PubMedID 23898401 Journal Elife, 2013;e00953,
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Title Sterol homeostasis requires regulated degradation of squalene monooxygenase by the ubiquitin ligase Doa10/Teb4.
Author Foresti O, Ruggiano A, ..., Ejsing CS, Carvalho P
名古屋大学理学系研究科情報機構学講座  分子修飾制御学グループ    富澤優貴     2014/04/24

Doa10/Teb4によるステロール代謝の制御
最近創刊されたばかりのeLIFEというOAジャーナルからの論文です。
ステロール代謝経路であるメバロン酸経路の律速段階であるHMG-CoAレダクターゼがERAD(ER-associated-degradation)を介した制御を受けているということ、また哺乳類のSM(Squalene Monooxygenase)がユビキチンプロテアソーム系を介して分解されるという報告から、SMの酵母ホモログであるErg1に注目し、Doa10がErg1のE3であること、それが311番目のリジン残基を介したユビキチン化であること同定しました。この分解はステロール中間体であるラノステロールにより促進され、またステロールエステル化酵素であるAre1,2とリダンダントに細胞内ステロールレベルをコントロールしていることが示唆されています。そしてDoa10の哺乳類ホモログであるTeb4もSMの分解をコレステロール依存的に制御していることが示されています。
ERADといえば小胞体でミスフォールドしたタンパク質を分解するというのが主な役割として知られていましたが、このように代謝の制御にも関わっているという興味深い報告でした。
   
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